アルゼンチン大統領、イスラエルのジェネシス賞を受賞
ジェネシス賞は2013年に創設され、ユダヤの次世代に刺激を与える傑出した個人に与えられる。
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アルゼンチンのミレイ(Javier Milei)大統領が12日、イスラエル・エルサレムの国会で演説し、ジェネシス賞(Genesis Prize)を受賞した。
ジェネシス賞は2013年に創設され、ユダヤの次世代に刺激を与える傑出した個人に与えられる。
ジェネシス賞財団は声明で、ミレイ氏はイスラエルとラテンアメリカ諸国間の外交関係改善と地域における反ユダヤ主義との闘いを目的としたイニシアチブを立ち上げるために、賞金100万ドルを寄付する予定であると述べた。
また同財団は「ミレイ氏は米国が仲介し、イスラエルと湾岸諸国の関係を正常化したアブラハム合意をラテンアメリカで再現するためにイスラエルと連携する」とした。
イスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への空爆と地上侵攻が激化する中、ミレイ氏はイスラエル政府と連帯し、どの国の指導者よりもイスラエル寄りの姿勢を示している。
ミレイ氏は前日、イスラエルのテルアビブにある大使館を来年、西エルサレムに移転すると発表した。
イスラエルは1967年の第三次中東戦争でヨルダン川西岸、ガザ地区、シナイ半島、ゴラン高原、イスラム教の聖地アルアクサ・モスクを含む東エルサレムを占領。2005年にガザ地区から軍とユダヤ人入植者を撤退させた。
イスラエルは東側の旧市街を含むエルサレム全体を首都とみなしているが、国際社会はこれを認めていない。
東エルサレムは1948年の第一次中東戦争後にヨルダンの支配下に移ったものの、1968年以降は東西ともイスラエルの実効支配下に置かれている。
西エルサレムに大使館を置く国はパラグアイ、ホンジュラス、グアテマラ、コソボ、パプアニューギニア、そしてイスラエルの最大の同盟国である米国の6カ国となっている。