スポンサーリンク
▽イマモール氏は公務員を脅迫、侮辱、標的にし、裁判に影響を与えようとした罪に問われている。
トルコ、イスタンブールのイマモール市長(AP通信)

トルコ・イスタンブールのイマモール(Ekrem Imamoglu)市長が1月31日、裁判所に出廷した。

イマモール氏はエルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領の政敵、最大野党・共和人民党の実力者であり、次期大統領の有力候補と目されている。

イマモール氏は公務員を脅迫、侮辱、標的にし、裁判に影響を与えようとした罪に問われている。

国営アナトリア通信によると、イマモール氏は検察の告発を否定したという。

検察はイマモール氏が共和人民党を含む野党が多数派を占める地方自治体が捜査当局の標的になっていると発言したことが捜査介入に当たると主張している。

人権団体はエルドアン氏と与党・公正発展党(AKP)による20年に渡る支配の間に司法の独立性が損なわれたと主張している。

AKPは検察が恣意的に野党を標的にしているという人権団体の告発を否定している。

イマモール氏はすでに選挙管理委員会のメンバーを侮辱した罪で有罪判決を受けており、控訴審で敗訴すれば公民権停止処分を受けることになる。

イスタンブールの裁判所前にはイマモール氏の支持者が数千人集まり、政府与党に抗議した。

現地メディアによると、イマモール氏が裁判所前に到着した時、機動隊と支持者がもみ合いになり、催涙ガス弾が発射されたという。逮捕者が出たかは分かっていない。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク