◎応援団は「イスラエルに死を」「エルサレム奪還」などと叫びながら市内を行進した。
2023年10月7日/パレスチナ・ガザ地区、イスラエル軍のミサイル攻撃(ロイター通信)

トルコ・イスタンブールでパレスチナのイスラム過激派ハマスを応援する集会が開かれ、数千人が参加した。

応援団は「イスラエルに死を」「エルサレム奪還」などと叫びながら市内を行進した。

ハマスは7日未明、イスラエル領内にロケット弾数千発を撃ち込み、宣戦布告した。

これに対し、イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は「戦争状態」にあると宣言し、大規模な軍事作戦を開始すると表明した。

イスタンブールの親ハマス集会に参加した男性はAFP通信の取材に対し、「パレスチナの人々は侵略者から領土を取り戻そうとしているだけだ」と語った。「これはテロではありません。ハマスはロシアの侵略に直面するウクライナと同じことをしているだけです...」

パレスチナの国旗を掲げて行進した女性は「パレスチナ領内からユダヤ人を一掃し、イスラムの勝利が来ることを確信している」と述べた。

イエメンの首都サヌアではシーア派武装勢力フーシの支持者数百人がハマスへの支持を表明し、イスラエルへの攻撃を祝った。

レバノンの首都ベイルートではイスラム教シーア派組織ヒズボラの支持者がパレスチナの国旗を掲げ、イスラエルの民間人に対する攻撃を「アルアクサ(エルサレムにあるモスク)の嵐」と名付け、「イスラエルに死を」などと叫んだ。

ハマスを公然と支持するイランの最高指導者ハメネイ(Ali Khamenei)師の顧問はイスラエルへのロケット攻撃を絶賛。「我々はパレスチナとエルサレムが解放される日まで、ハマスおよびパレスチナの指導者と共にある」と宣言した。

ハマスの奇襲攻撃は「アルアクサ・フラッド作戦」と名付けられている。これにはヨルダン川西岸地区のレジスタンスなども参戦し、ハマスはアラブ・イスラム諸国の「聖戦士」にも参加を呼びかけている。

ハマスはイスラエルに向けて5000発以上のロケット弾を発射したと主張。イスラエルのメディアによると、双方の死者は1000人近くに達したという。

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