トルコ当局、イスタンブール区長ら51人を汚職疑惑で拘束
CHPは数ヶ月にわたる弾圧の標的となっており、数百人の党員が逮捕されている。
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トルコ当局は13日、主要野党・共和人民党(CHP)に対する弾圧拡大の一環として、汚職疑惑でイスタンブール地区の区長を含む51人の公職者を拘束した。
国営アナトリア通信によると、イスタンブール地方検察庁は恐喝、贈収賄、詐欺、入札談合の疑いに関する捜査に関連し、51人の拘束を命じたという。
CHPのイスタンブール支部はX(旧ツイッター)に声明を投稿。疑惑を否定し、与党・公正発展党(AKP)が捜査当局を利用し、CHP関係者を恣意的に取り締まっていると主張した。
検察庁はコメントを出していない。
CHPは数ヶ月にわたる弾圧の標的となっており、数百人の党員が逮捕されている。
その中にはエルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領の最大のライバルであるイスタンブールのイマモール(Ekrem Imamoglu)市長も含まれている。
捜査当局はCHPの党員、区長や市役所の職員など、数百人を様々な罪で起訴してきた。
CHPは全ての告発を否定。エルドアン政権が司法を利用して選挙上の脅威を排除し、野党を弱体化させようとしていると主張している。
イスタンブール地裁は先週、2023年の党大会における不正疑惑を理由に、CHPのイスタンブール県代表の解任を命じた。
イマモール氏は3月23日からイスタンブール西部の刑務所に収監されている。CHPは2028大統領選の候補にイマモール氏を選ぶ予定であった。