イスラエル軍がシリアの2都市を空爆、1人死亡=国営メディア
イスラエル軍は昨年12月にアサド政権が崩壊して以来、軍事資産が暫定政府の手に渡るのを防ぐため、シリア領内を数百回空爆。2月末には南部の武器庫を含む軍事施設を空爆した。
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イスラエル軍がシリア北西部ラタキアと海岸沿いの都市タルトゥースを空爆し、1人が死亡した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が5月31日に報じた。
イスラエルのメディアによると、同軍はラタキアにあるミサイル保管施設を攻撃したことを確認したという。
SANAは当局者の話しとして、「ラタキアとタルトゥースが標的となり、ラタキアへの空爆で民間人1人が死亡した」と報じた。
イスラエル軍は昨年12月にアサド政権が崩壊して以来、軍事資産が暫定政府の手に渡るのを防ぐため、シリア領内を数百回空爆。2月末には南部の武器庫を含む軍事施設を空爆した。
またイスラエル軍はアサド政権の崩壊に乗じてゴラン高原とシリア南部の間の緩衝地帯を制圧。この緩衝地帯は1974年の国連協定に基づき設定された。
両国は最近、紛争を回避するための直接交渉を開始。過去数週間、空爆はほぼ停止していた。