◎レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は約2500人、負傷者は1万2000人近くに達した。
イスラエル軍が23日、レバノン南部ティレの複数の建物を空爆した。死傷者の情報はない。
イスラエル軍の空爆が続く中、レバノンの過激派ヒズボラは最高指導者ナスララ(Hassan Nasrallah)師の後任と目されていたサフィエディン(Hashem Safieddine)師が殺害されたこと認めた。
国営レバノン通信はティレ近郊の町でイスラエル軍の攻撃により3人が死亡したと報じている。同軍はティレ空爆前に避難勧告を出していた。
一方、ヒズボラはイスラエルに向けてロケット弾を発射。そのうち2発がテルアビブに飛来し、空襲警報が鳴ったものの、上空で撃墜された。
イスラエル軍は22日、ナスララ師の後任と噂されていたサフィエディン師を今月初めのベイルート空爆で殺害したと明らかにした。
サフィエディン師はイスラム教の聖職者であり、ナスララ師に近い幹部のひとりであった。
ヒズボラは声明でサフィエディン師が死亡したことを認め、「彼は兄弟であり、我々の最も高貴で尊い殉教者であるナスララ師と合流した」と述べた。
レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は約2500人、負傷者は1万2000人近くに達した。