◎イスラエルとヒズボラは昨年10月にガザ紛争が始まって以来、国境付近で銃撃戦を続けている。
イスラエル軍のドローンがレバノン南部を空爆し、イスラム教シーア派組織ヒズボラのメンバー7人が死亡した。国営通信社NNAなどが2日に報じた。
それによると、2日早朝のドローン空爆で3人が死亡。それから数時間後、郊外のヒズボラ拠点とみられる家屋が空爆を受け、4人が死亡したという。
NNAは当局者の話しとして、「南部海岸沿いの道路を走行していた車にミサイルが着弾し、ヒズボラの戦闘員3人が即死した」と伝えている。
イスラエル国防軍は2日、「レバノン南部からイスラエル領内に向けてロケット弾を発射したテロリストの車両を攻撃した」と声明を出した。
それによると、この車にはヒズボラ傘下の親イラン民兵が乗っていたという。
ヒズボラの報道官は2日の声明で戦闘員7人が死亡したと認めたが、7人がいつどこで死亡したかは明らかにしなかった。
イスラエルとヒズボラは昨年10月にガザ紛争が始まって以来、国境付近で銃撃戦を続けている。
この戦闘により、レバノンでは200人以上のヒズボラ戦闘員と民間人少なくとも37人が死亡。イスラエル側では兵士9人と民間人9人が死亡した。
ヒズボラはガザでの停戦が実現するまで攻撃を止めないとする一方、実現すれば合意を遵守するとしている。