◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は12日午後の時点で4万3665人、負傷者は10万3076人となっている。
2024年11月12日/パレスチナ自治区、ガザ地区北部(Getty Images/AFP通信)

イスラエル軍は12日、パレスチナ・ガザ地区全域への空爆と砲撃を継続し、少なくとも63人が死亡、数十人が負傷し、多数の行方不明者が出ている。ガザ当局が明らかにした。

イスラエル軍は1カ月以上に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となり、各地で行方不明者の捜索が続いている。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、中部デイル・アル・バラフへの空爆では少なくとも6人が死亡したという。避難所として利用されていた建物が標的になったとみられる。

イスラエル軍はレバノンの過激派ヒズボラへの空爆も継続中だ。レバノン保健省は12日、イスラエル軍の空爆により全土で少なくとも28人が死亡、うち5人はベイルート東部の民家への攻撃によるものだったと明らかにした。

イスラエルのカッツ(Israel Katz)国防相は12日、ヒズボラとの停戦を否定。その後ろ盾であるイランの核施設への攻撃を示唆した。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は12日午後の時点で4万3665人、負傷者は10万3076人となっている。

レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は12日午後の時点で3287人、負傷者は1万4222人。

アルジャジーラによると、ガザ中部デイル・アル・バラフのモスク近くの避難所が12日未明に空爆を受け、少なくとも6人が死亡、建物が全壊し、多数が行方不明になったとみられる。

レバノン南部と東部ではイスラエル軍の空爆により、少なくとも20人が死亡、13人が負傷した。

スポンサーリンク