◎イスラエルとヒズボラは2006年のレバノン侵攻以来、戦争状態にある。
イスラエル軍がレバノン南部の住宅地を空爆し、民間人少なくとも4人が死亡、数人が負傷した。レバノン国営通信が5日に報じた。
それによると、南部マルジャン地区の住宅地にミサイルが着弾したという。
イスラエルと親イラン・シーア派組織ヒズボラは7ヶ月前にガザ紛争が勃発して以来、ほぼ毎日国境沿いで銃撃戦を繰り広げている。
レバノン国営通信は自治体関係者の話しとして、「5日の空爆に巻き込まれた民家は以前の攻撃でも被害を受け、補修作業を行っている最中だった」と伝えている。
イスラエル軍の報道官は5日、レバノン南部の町にあるヒズボラ拠点を空爆したと発表した。
一方、ヒズボラは同日、国境付近にあるイスラエルの軍事拠点と監視装置を少なくとも10回攻撃したと発表。イスラエル軍は約40発のミサイルが領内に入ったことを確認したと報告しているが、死傷者は出なかったという。
イスラエルとヒズボラは2006年のレバノン侵攻以来、戦争状態にある。
イスラエルは宿敵イランの支援を受けるヒズボラを最も深刻な脅威のひとつとみなしている。
イスラエル当局によると、ヒズボラが保有するミサイルやロケット弾の数は推定15万発。その一部は迎撃が困難な極超音速ミサイルとみられる。