◎イスラエル軍はコメントを出しておらず、攻撃目標も明らかではない。
イスラエル軍が14日、レバノン北部郊外のアパートを空爆し、少なくとも21人が死亡した。レバノンの赤十字社が明らかにした。
イスラエル軍はコメントを出しておらず、攻撃目標も明らかではない。
国営レバノン通信は目撃者の話しとして、「この小さな集落にヒズボラの拠点はない」と伝えている。
同社が報じた映像には丘陵地帯の村から大きな煙が立ち上り、空爆で木っ端みじんになったアパートの残骸が映っていた。
ヒズボラは前日、イスラエル北部の軍事基地にドローン攻撃を仕掛け、兵士4人(全員19歳)が死亡、60人以上が負傷した。
ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は14日、この基地を視察し、負傷した兵士を激励。「ベイルートを含むレバノンのあらゆる場所で、情け容赦なくヒズボラを攻撃し続ける」と誓った。
ヒズボラは過去1年間、イスラエルに向けて数千発のロケット弾やミサイル、ドローンを発射し、60人以上を殺害している。
イスラエル軍はそのほとんどを防空システムで撃墜しており、一度の攻撃でこれほど多くの死傷者が出たのはこの1年で初めてであった。
レバノン当局によると、昨年10月以来、イスラエル軍の攻撃により約2300人が死亡。この数週間で120万人以上が避難を余儀なくされたという。