◎イスラエルはこの数年で首都ダマスカスとアレッポの国際空港を数十回空爆し、何度も機能停止に追い込んでいる。
シリア北部の都市アレッポの国際空港がイスラエル軍の空爆を受け、滑走路が損傷。使用不能になった。国営シリア・アラブ通信(SANA)が28日に報じた。
それによると、イスラエル軍機は現地時間午前4時30分頃に地中海からミサイルを撃ち込んだという。
イスラエルは同空港を繰り返し攻撃しており、3月には2度空爆を行っている。
イスラエル軍は宿敵イランとつながりあるアサド(Bashar al-Assad)大統領の支配下に置かれている地域を数百回攻撃してきたが、空爆を行ったと認めたことはほとんどない。
イスラエルはこの数年で首都ダマスカスとアレッポの国際空港を数十回空爆し、何度も機能停止に追い込んでいる。
イスラエル政府はイランからレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラなどへの武器輸送を阻止するため、アサド政権支配地域の空港や港を標的にしてきた。
イラン指導部の支援を受ける戦闘員数千人がシリア内戦に参加している。
内戦で荒廃したアレッポは今年2月のトルコ・シリア大地震で壊滅的な被害を受けた。