◎警察は12月17日に男を逮捕し、国防軍から盗んだとみられる大量の武器、手榴弾、雑誌、トランシーバー、ドローン、制服、その他軍用品を押収した。
イスラエル国防軍に所属したことのないイスラエル人男性がハマスとの戦闘に参加し、兵士になりすまして武器を盗んだとして起訴された。現地メディアが1月1日に報じた。
それによると、起訴されたのは35歳の男。ハマスとの戦闘に参加した後、混乱に乗じて武器、弾薬、通信機器などを盗んだ罪に問われている。
この男はハマスとの戦闘に積極的に参加し、ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相が現地を視察した際には、隣に並んで写真に収まっていた。
タイムズ・オブ・イスラエルによると、男は現地で国防軍のエリート部隊、爆弾処理班、イスラエル総保安庁(Shin Bet)などに所属していると身分を偽っていたという。
警察は12月17日に男を逮捕し、国防軍から盗んだとみられる大量の武器、手榴弾、雑誌、トランシーバー、ドローン、制服、その他軍用品を押収した。
男の弁護士は地元テレビ局の取材に対し、「依頼人はボランティアとしてイスラエルのガザ国境に入り、その後、2カ月以上に渡ってイスラエルを守るために勇敢に戦った」と語った。
報道によると、警察は男の武器窃盗に関与したとみられる警察官ら4人も逮捕したという。