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▽ガザには59人の捕虜が残っており、そのうち24人はまだ生きているとみられる。
2025年5月10日/イスラエル、テルアビブ、ガザ紛争の終結を求める抗議デモ(ロイター通信)

イスラエルの最大都市テルアビブ中心部で10日、ガザ紛争の即時終結と人質の解放を求める集会が行われ、数千人が参加した。

地元紙ハーレツによると、人質の家族たちは毎週土曜日に集会を開き、ネタニヤフ政権に人質の解放を最優先するよう求めている。

このデモはイスラエル軍司令部の前でも行われている。

テルアビブの別の広場では10日、別の反政府デモも行われた。

タイムズ・オブ・イスラエル紙は両親が人質になっている男性の話しを引用し、「イスラエルの本当の敵はイスラム組織ハマスではなく、ユダヤ人国家、民主主義国家であるイスラエルを破壊しているネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相だ」と報じた。

ネタニヤフ氏の批判者たちは同氏が個人的・政治的な理由で戦争を拡大させていると主張している。

ハーレツによると、エルサレムやハイファなど、他の都市でも抗議デモが予定されているという。

ガザには59人の捕虜が残っており、そのうち24人はまだ生きているとみられる。

イスラエルは3月2日にガザ国境を封鎖。それ以来、物資の搬入は完全に滞っている。

この結果、地区内のパン屋は全て閉鎖。負傷者の治療に必要な医薬品の大半が枯渇する事態となっている。国連は未曽有の大飢饉が迫っているとして、イスラエルに封鎖を解除するよう呼びかけてきた。

ネタニヤフ政権は先週の閣議でガザ地区での軍事作戦を拡大する計画を承認。計画にはガザの「征服」および住民の強制移住が含まれている。

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