▽ハンガリーを含むEU加盟国はすべてICCに加盟しており、その逮捕状を執行することが義務づけられている。
とイスラエルのネタニヤフ首相(Getty-Images).jpg)
イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相が国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状を無視してハンガリーに到着した。現地メディアが2日に報じた。
ネタニヤフ氏は6日までハンガリーに滞在し、オルバン(Viktor Orbán)首相などと会談する。
ICCは昨年11月、戦争犯罪と人道に対する罪の容疑でネタニヤフ氏とガラント(Yoav Gallant)前国防相、ガザ地区のイスラム組織ハマスの幹部アルマスリ(Mohammed Diab Ibrahim al-Masri)氏の逮捕状を発行した。
オルバン氏はICCの逮捕状を嘲笑し、ネタニヤフ氏を歓迎すると表明している。
ハンガリーを含むEU加盟国はすべてICCに加盟しており、その逮捕状を執行することが義務づけられている。
ネタニヤフ氏のハンガリー訪問はトランプ(Donald Trump)米大統領の盟友であるオルバン氏との親密な関係と、オルバン氏の与党「フィデス・ハンガリー市民同盟」がICCを敵視していることの表れである。
ネタニヤフ氏を親友と呼ぶオルバン氏はICCの逮捕状を破り捨てると宣言し、ICC脱退を示唆している。
またオルバン氏はICCがパレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスの応援団になっていると主張。「政治目的のために進行中の紛争に介入している」と非難している。
フィデス・ハンガリー市民同盟の多くの議員もICC脱退をほのめかしている。
ICCの逮捕状はローマ規程(ICCの設立条約)締結国で拘束力を持つ。ICC加盟国は逮捕状が出ている容疑者が自国に足を踏み入れた場合、拘束することが義務づけられているが、ICCにはそれを強制する手段がない。