イスラエル軍、イエメン港湾都市ホデイダを空爆
イスラエル軍はこの空爆に先立ち、周辺住民に避難を勧告していた。
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イスラエル軍が16日、イエメンの港湾都市ホデイダを空爆した。
軍は声明で、ホダイデにある親イラン武装組織フーシ派の軍事インフラ施設を攻撃したと明らかにした。
フーシ系のアル・マシラTVはイスラエル軍が港湾の埠頭12箇所を攻撃したと報じている。ケガ人の情報はない。
ロイター通信は情報筋の話しとして、「標的となったのは港の3地点で、攻撃は10分ほど続いた」と報じた。
イスラエル軍はこの空爆に先立ち、周辺住民に避難を勧告していた。
イスラエルのカッツ(Israel Katz)国防相は攻撃後、X(旧ツイッター)に声明を投稿。「フーシ派テロ組織は今後も打撃を受け続け、イスラエル国家への攻撃を試みるたびに痛ましい代償を払うことになる」と書いた。
イスラエル軍は先週、イエメンの首都サヌアと北部ジャウフ県を空爆。フーシ派はこの空爆で46人が死亡、165人が負傷したと報告している。
フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を数百回攻撃してきた。
この間、フーシ派は4隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも8人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。