イスラエル軍、イエメン・フーシ派のミサイル撃墜、被害の情報なし
フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を数百回攻撃してきた。
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イスラエル軍は26日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がイスラエルに向けて発射したミサイルを迎撃したと明らかにした。
地元紙ハーレツによると、いくつかの地域で空襲警報が鳴ったという。被害の情報はない。
AP通信は政府筋の話しとして、「防空システム・アイアンドームがイスラエル領内に入る前にミサイルを撃墜した」と伝えている。
フーシ派は声明を出していない。
フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を数百回攻撃してきた。
この間、フーシ派は2隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも4人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。
フーシ派がイスラエルに向けて発射したミサイルの大半が撃墜されている。
フーシ派はイスラエル軍がガザ地区への攻撃を再開したことを受け、紅海やアラビア海、アデン湾などを通過するイスラエル船舶への攻撃を再開すると主張。トランプ米政権はこれを受け、フーシ派に対する軍事作戦を開始した。
米中央軍(CENTCOM)は3月15日にフーシ派への攻撃を開始して以来、首都サヌアやホデイダなどを1000回以上空爆。フーシ派は300人近くが死亡したと報告している。
4月18日の空爆では少なくとも74人が死亡、171人が負傷したとされる。
トランプ政権は今月初め、フーシ派への空爆を停止した。
イスラエル軍は5月6日にイエメン・サヌアの国際空港や港を空爆、数人が死亡した。