イスラエル軍、イエメンから発射されたミサイル撃墜

地元メディアによると、複数の地域で空襲警報が鳴ったという。被害の情報はない。
イエメン、首都サヌア、親イラン武装組織フーシ派の軍事パレード(Getty Images)

イスラエル軍は6日、イエメンからイスラエルに向けて発射されたミサイルを撃墜したと発表した。

地元メディアによると、複数の地域で空襲警報が鳴ったという。被害の情報はない。

イエメンの親イラン武装組織フーシ派はコメントを出していない。

イスラエルはイランと結託するフーシ派がイスラエルへの攻撃を継続する場合、イエメンの海域と空域を封鎖すると警告している。

フーシ派は先月からイランと協調してイスラエルに向けて何度もミサイルを発射してきた。

フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を数百回攻撃してきた。

この間、フーシ派は2隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも4人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。

フーシ派がイスラエルに向けて発射したミサイルの大半が撃墜されている。イスラエルはその都度、報復攻撃を実施してきた。

フーシ派は3月、イスラエル軍がガザ地区への攻撃を再開したことを受け、紅海やアラビア海、アデン湾などを通過するイスラエル船舶への攻撃を再開すると主張。トランプ米政権はこれを受け、フーシ派に対する軍事作戦を開始した。

米中央軍(CENTCOM)は3月15日にフーシ派への攻撃を開始し、首都サヌアやホデイダなどを1000回以上空爆。フーシ派は300人近くが死亡したと報告している。

4月18日の空爆では少なくとも74人が死亡、171人が負傷したとされる。

トランプ政権は5月初め、フーシ派への空爆を停止した。

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