イスラエル軍、イエメンから発射されたミサイル撃墜、被害の情報なし
ソーシャルメディアで共有された動画には空襲警報が鳴り響く中、市民が足早に建物に入る姿が映っていた。

イスラエル軍は1日、イエメン領内からイスラエルに向けて発射されたミサイルを撃墜したと明らかにした。
地元メディアによると、国内の複数の地域で空襲警報が鳴ったという。被害の情報はない。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派はコメントを出していない。
地元紙ハーレツは政府関係者の話しとして、「フーシ派のミサイル少なくとも2発がイスラエルに向けて発射されたものの、防空部隊が領空に入る前に撃墜した」と伝えている。
ソーシャルメディアで共有された動画には空襲警報が鳴り響く中、市民が足早に建物に入る姿が映っていた。
フーシ派が過去に発射したミサイルやドローンの大部分が撃墜されている。
イスラエル軍は過去の攻撃後、報復空爆を実施してきた。
フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を数百回攻撃してきた。
この間、フーシ派は4隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも8人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は1日午前の時点で6万138人、負傷者は14万6269人となっている。
多くのボランティアが行方不明者を捜索している。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になった市民は1万~1万4000人と推定されている。