◎フーシ派はイスラエル軍がガザ地区から撤退するまで紅海・アデン湾の船舶やイスラエル領を攻撃すると宣言。イスラエルと関係のない船舶も被害を受けている。
2021年3月7日/イエメン、首都サヌア(AP通信/Hani Mohammed)

イスラエル軍は20日、イエメン西部ホデイダにある親イラン武装組織フーシ派の拠点を攻撃したと明らかにした。

それによると、これは19日に行われた首都テルアビブに対するドローン攻撃の報復だという。

この攻撃では1人が死亡、10人が負傷。フーシ派が犯行声明を出していた。

イスラエル軍の報道官は声明で、「西部ホデイダにあるフーシ派の多くの軍事目標を空爆した」と述べたが、標的の詳細は明らかにしなかった。

また報道官はフーシ派が昨年10月にガザ紛争が始まって以来、200回以上イスラエル領を攻撃したと指摘。「国民に危害加えれば、反撃する」と強調した。

報道官は標的の詳細を明らかにしなかったが、「ホダイデはイラン製兵器の受け入れ拠点になっている」と述べた。

フーシ派の報道官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「イスラエル軍は燃料貯蔵施設と発電所を標的にした」と書き込んだ。

また報道官はテルアビブへの攻撃について、「ガザの苦しみを緩和させるために行ったものである」と主張した。

フーシ派はイスラエル軍がガザ地区から撤退するまで紅海・アデン湾の船舶やイスラエル領を攻撃すると宣言。イスラエルと関係のない船舶も被害を受けている。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は3万9000人近くに達した。

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