◎パレスチナ側の死者は2万900人を超え、その3分の2が女性と子供と推定されている。
イスラエル軍は26日、パレスチナ・ガザ地区のパレスチナ人コミュニティに避難を命じた後、中心部への地上攻撃を拡大した。
同軍はガザ市近郊の難民キャンプを含む中心部への空爆および地上攻撃を強化している。
ガザの通信プロバイダーは26日、全土のインターネットサービスが完全に停止したと発表した。
ガザ中心部への攻撃拡大はイスラム組織ハマスに圧力をかける取り組みのひとつである。
イスラエル軍とハマスはガザ北部と南部の都市ハンユニスで激しい市街戦を繰り広げている。
ネタニヤフ氏は26日、SNSに声明を投稿。「ハマスのテロリストよ。我々はお前を粉砕する」と書き込んだ。
ガザの保健当局によると、イスラエル軍による直近24時間の攻撃で民間人240人の死亡を確認したという。
パレスチナ側の死者は2万900人を超え、その3分の2が女性と子供と推定されている。
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は26日、ガザ中央部への砲撃が続き、クリスマスイブ以来民間人100人以上が命を落としたと発表。イスラエルに停戦を呼びかけた。
イスラエルは国連職員への自動ビザ発給を停止。「国連は民間施設に拠点を築くというハマスの戦術に加担している」と非難した。
首相府はビザ停止について、「発給するか否かはケースバイケースである」と述べている。国連はこの措置がガザの救援活動をさらに制限する可能性があると非難している。