◎昨年10月にガザ紛争が始まって以来、ヨルダン川西岸では少なくとも549人のパレスチナ人がイスラエル当局により殺害されている。
2023年6月20日/ヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地(Ohad Zwigenberg/AP通信)

パレスチナ・ヨルダン川西岸地区北部の町でイスラエル人男性が武装勢力に射殺された。イスラエル当局が22日、明らかにした。

それによると、事件は21日午後に発生。治安部隊が男性を殺害したとみられるパレスチナ人2人を射殺したという。

昨年10月にガザ紛争が始まって以来、ヨルダン川西岸では少なくとも549人のパレスチナ人がイスラエル当局により殺害されている。

同じ期間中にヨルダン川西岸で殺害されたイスラエル人は9人。うち5人が兵士である。

AP通信によると、イスラエルの治安部隊は男性を射殺したとされるパレスチナ人2人を入植地近くの空き家で射殺したという。

今年4月に14歳のイスラエル人が殺害されたことをきっかけに、入植者が同地域のパレスチナ人居住区を襲撃する事件が相次いだ。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、イスラエルの捜査当局はパレスチナ人居住区への襲撃を黙認したり、襲撃者を見逃すこともあったという。

パレスチナの保健省は22日、ヨルダン川西岸で先週イスラエル軍に撃たれた12歳のパレスチナ人少年が死亡したと発表した。

この少年はイスラエル軍による難民キャンプパトロールに抗議するため、兵士に石を投げつけた後、腹部を撃たれたと伝えられている。

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