▽国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ているネタニヤフ氏はICCから脱退すると表明したオルバン氏を称賛した。
とイスラエルのネタニヤフ首相(ロイター通信).jpg)
イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相が3日、ハンガリーの首都ブダペストでオルバン(Viktor Orbán)首相と会談した。
国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ているネタニヤフ氏はICCから脱退すると表明したオルバン氏を称賛した。
ネタニヤフ氏は6日までハンガリーに滞在し、国会議長や経済団体などと会談する予定だ。
ICCは昨年11月、戦争犯罪と人道に対する罪の容疑でネタニヤフ氏とガラント(Yoav Gallant)前国防相、ガザ地区のイスラム組織ハマスの幹部アルマスリ(Mohammed Diab Ibrahim al-Masri)氏の逮捕状を発行した。
ハンガリーを含むEU加盟国はすべてICCに加盟しており、その逮捕状を執行することが義務づけられている。
ネタニヤフ氏と一緒にレッドカーペットを歩いたオルバン氏はICCを「厚かましい連中」と呼び、逮捕状を非難した。
またオルバン氏は「ネタニヤフ氏を逮捕しないのか?」という質問に対し、「図々しいICCの逮捕状など知らないし、興味もない」と答えた。
オルバン氏はネタニヤフ氏との記者会見で、「ICCから脱退する」と表明した。「ICCはもはや公平な裁判所ではなく、法の支配の裁判所でもなく、政治的な裁判所なのだ。このことは、イスラエルに関する決定を見れば明らかだ...」
イスラエル首相府によると、オルバン氏は会談の中でトランプ(Donald Trump)米大統領にICCを脱退する意向を伝えたことをネタニヤフ氏に説明したという。
また両首脳はガザ紛争におけるイスラエルの人質解放に向けた取り組みなどについても協議したとしている。
ICCの逮捕状はローマ規程(ICCの設立条約)締結国で拘束力を持つ。ICC加盟国は逮捕状が出ている容疑者が自国に足を踏み入れた場合、拘束することが義務づけられているが、ICCにはそれを強制する手段がない。
オルバン氏は昨年11月、ICCの逮捕状が発行された直後にイスラエルの代表団をブダペストに招待した。
ICCは3日、ハンガリーの決定に懸念を表明し、ローマ規程の締約国であり続けるよう書簡で求めたと明らかにした。