◎スウェーデンの前政権を引いた社会民主労働党は2014年にパレスチナ国家を承認。イスラエル政府が駐スウェーデン大使を召還・抗議したことで緊張が高まった。
イスラエルとスウェーデンの国旗(Getty-Images)

イスラエルのコーエン(Eli Cohen)外相が15日、スウェーデンを訪問し、ビルストロム(Tobias Billstrom)外相と会談した。

イスラエルの外相がスウェーデンを訪問したのは22年ぶり。

イスラエル外務省は声明で、「今回の訪問はイスラエルに批判的な態度を取ってきたスウェーデンと我々の関係が改善したことを意味する」と説明。外相協議は両国の方向転換を示すものと述べた。

ビルストロム氏は自身のツイッターアカウントに声明を投稿。会談を「生産的」と評価した。「ストックホルムでイスラエルの外相と22年ぶりに顔を突き合わせて話せたことを嬉しく思います..」

スウェーデンの前政権を引いた社会民主労働党は2014年にパレスチナ国家を承認。イスラエル政府が駐スウェーデン大使を召還・抗議したことで緊張が高まった。

当時のネタニヤフ政権はそれから2年後、スウェーデン外相がイスラエル政府のパレスチナ人に対する扱いを否定したとして、スウェーデンとの関係改善は望めないと警告した。

しかし、両国の緊張は雪解けを迎えつつあるようだ。2021年10月、当時のスウェーデン外相は関係修復のためイスラエルを訪問した。

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