◎ヨルダン川西岸では昨年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル当局による取り締まりと入植者による暴力で多くのパレスチナ人が殺害されている。
イスラエル軍がパレスチナ・ヨルダン川西岸地区のトゥバス近郊で男性を殺害した。パレスチナ保健省が9日、明らかにした。
それによると、殺害されたのは25歳のパレスチナ人男性。遺体はイスラエル軍が持ち去ったという。現場はトゥバス北部の地区。
パレスチナ通信(WAFA)は目撃者の話しを引用し、「イスラエルの治安部隊が男性の自宅を取り囲み、窓を爆破して室内に入った」と伝えている。
この襲撃で近くの住民が負傷し、病院に搬送された。
WAFAによると、治安部隊はこの襲撃で2人を逮捕し、イスラエルに連行したという。それ以上の詳細は明らかになっていない。
ヨルダン川西岸では昨年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル当局による取り締まりと入植者による暴力で多くのパレスチナ人が殺害されている。
パレスチナ保健省によると、ヨルダン川西岸だけで760人以上のパレスチナ人が殺害され、そのうち少なくとも20人が入植者に殺害されたという。負傷者は1万人近くに達している。