▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は25日午前の時点で4万5363人、負傷者は10万7822人となっている。
イスラエル軍が25日、パレスチナ・ガザ地区北部などへの空爆を継続し、少なくとも25人が死亡、数十人が負傷し、多くの避難民が瓦礫の下敷きになった。ガザ当局が明らかにした。
イスラエルとイスラム組織ハマスによる停戦交渉は暗礁に乗り上げている。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは関係者の話しとして、「停戦と捕虜交換における双方の意見の隔たりは大きく、予断を許さない状況だ」と報じた。
イスラエル軍は25日未明、多くの市民が身を寄せるガザ市郊外の学校を攻撃した。アルジャジーラによると、この攻撃で子供を含む少なくとも3人が死亡、数人が負傷したという。
ガザ市内では戦車部隊の砲撃や航空部隊による空爆が行われている。
この攻撃により、市内の民家少なくとも2棟が全壊し、妊婦が死亡。当局によると、医師が母親の腹部を切開し、新生児を取り出したという。
中部ヌセイラトの難民キャンプなどでも大きな爆発があり、少なくとも4人が死亡したと伝えられている。
南部ハンユニスへの空爆では数人が死傷し、大勢が倒壊した建物の下敷きになったという情報がある。
イスラエル軍は3カ月近くに渡ってガザ北部を包囲し、ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となった。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は25日午前の時点で4万5363人、負傷者は10万7822人となっている。