◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は17日午後の時点で4万3846人、負傷者は10万3740人となっている。
2024年11月17日/パレスチナ自治区、ガザ地区北部ベイトラヒヤの避難所(AP通信)

イスラエル軍が17日、パレスチナ・ガザ地区北部ベイトラヒヤなどを執拗に空爆し、この24時間で少なくとも111人が死亡、数百人が負傷し、行方不明者の捜索が続いている。ガザ当局が明らかにした。

イスラエル軍は40日以上に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となり、各地で行方不明者の捜索が続いている。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、ベイトラヒヤでは複数の建物が標的となり、多くの避難民が瓦礫の下敷きになったという。

イスラエル軍はレバノンの過激派ヒズボラへの空爆も継続中だ。イスラエル軍は17日に首都ベイルート中心部を空爆し、ヒズボラの首席報道官を殺害した。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は17日午後の時点で4万3846人、負傷者は10万3740人となっている。

レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は17日午後の時点で3481人、負傷者は1万4786人。

レバノン保健省は17日、イスラエル軍が南部の保健・救急センターなどを空爆し、少なくとも2人の救助隊員が死亡したと明らかにした。

そのうち1人は南部ナバティエにある保健センターへの攻撃で、もう1人はティレ近郊の集落にある救急センターへの攻撃で死亡した。

イスラエル軍は少なくとも3つの保健・救急センターを空爆し、複数の負傷者が出たと伝えられている。

イスラエル軍はレバノンへの地上侵攻を開始して以来、数十人の救急隊員を殺害している。

レバノン当局によると、イスラエル軍によるこの1年の空爆で200人以上の医療従事者や救急隊員が死亡したという

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