◎イスラエル軍は同国と国境を接するレバノン南部、東部ベカー平原や首都ベイルートを中心に空爆を行い、北部ではほとんど活動していないとみられていた。
イスラエル軍がレバノン北部でヒズボラの幹部とされる男を拘束したとみられる。現地メディアが2日に報じた。
それによると、部隊は北部海岸沿いの町に上陸し、ヒズボラの幹部とされる男を連れ去ったという。
レバノン当局者はAP通信の取材に対し、「1日に北部の町で男性が武装した集団に拉致されたという情報があり、イスラエル軍が関与しているかどうか調べている」と語った。
また当局者は目撃者などの話しとして、「男性と武装集団は海岸に移動し、ボートで地中海に出たとみられる」と述べた。
イスラエル軍は同国と国境を接するレバノン南部、東部ベカー平原や首都ベイルートを中心に空爆を行い、北部ではほとんど活動していないとみられていた。
ヒズボラは2日の声明で、今回の事態を「シオニストのさらなる侵略」と評したが、幹部が拉致されたかどうかなど、詳細には言及しなかった。
APはレバノン軍関係者の話しとして、「イスラエル海軍の部隊がベイルートの北方約30キロに位置する町の海岸から上陸し、レバノン市民を拉致したことを確認した」と伝えている。
これがヒズボラ幹部であるかどうかは明らかになっていない。
イスラエル政府はコメントを出していない。