◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は31日午後の時点で4万3204人、負傷者は10万1641人となっている。
イスラエル軍が10月31日、レバノンの首都ベイルートを少なくとも10回空爆し、多数の死傷者が出ているものとみられる。現地メディアが報じた。
レバノン保健省は被害を確認でき次第、声明を出すとしている。
レバノンの過激派ヒズボラは31日、イスラエル北部に向けてロケット弾を発射し、外国人を含む7人が死亡した。ヒズボラは時間を空けて少なくとも2回、ロケット弾を数十発撃ち込んだとみられる。
タイ政府は同日、このロケット攻撃で自国民4人が死亡したと明らかにした。
イスラエル軍はパレスチナ・ガザ地区への攻撃も継続中だ。北部ベイトラヒヤ、中心部のマガジ難民キャンプ、ヌールシャムス難民キャンプなどを空爆している。
イスラエル軍は31日、ここ数ヶ月戦闘が繰り返されているヌールシャムス難民キャンプの過激派を標的にしていると声明を出した。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラはガザ当局者の話しとして、「31日の空爆や砲撃により少なくとも95人が死亡、100人以上が負傷した」と報じた。犠牲者の大半がガザ北部の避難民であった。
一方、国連が31日に公表したレポートによると、イスラエル軍はガザの医療システムを破壊するために協調的な政策を実行しており、その中には医療関係者や施設に対する意図的な攻撃が含まれていたという。国連はこれを「戦争犯罪」と非難した。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は31日午後の時点で4万3204人、負傷者は10万1641人となっている。
レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は31日午後の時点で2865人、負傷者は1万3000人超。この24時間で45人が死亡した。
アルジャジーラによると、ガザ沖をパトロールしていたイスラエル海軍の艦船が31日午後、中部ヌセイラトの避難民キャンプの西側に砲弾を撃ち込んだという。死傷者の情報はない。