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▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は26日午前の時点で4万7306人、負傷者は約11万1483人となっている。
2024年10月11日/パレスチナ自治区、ガザ地区中部の通り(Getty Images)

イスラエル軍は26日、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区での対テロ作戦を継続し、この24時間で2歳の女児を含む少なくとも2人が死亡した。地元当局が明らかにした。

イスラエル軍はヨルダン川西岸のジェニン難民キャンプで対テロ作戦を行っており、この1週間で少なくとも16人が死亡、数十人が負傷している。

イスラエル軍はヨルダン川西岸に拠点を置くイスラム原理主義組織「イスラム聖戦」やその他過激派を一掃しようとしている。

イスラム聖戦は26日、イスラエル人捕虜をガザの捕虜交換に先立ち、釈放すると発表した。

ガザ停戦は1月19日に発効。それ以来、地区内でイスラエル軍の大規模攻撃は確認されていないが、散発的な発砲が何件が報告されている。

多くの市民が瓦礫の山と化した自宅に戻り、家族の遺品や使えそうな家具を探している。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は26日午前の時点で4万7306人、負傷者は約11万1483人となっている。

多くのボランティアが行方不明者を捜索を継続中だ。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になっている市民は1万~2万人と推定されている。

ガザのイスラム組織ハマスはイスラエルが停戦協定を無視して、パレスチナ人のガザ北部への帰還を妨害していると主張している。

レバノン南部では26日、イスラエル軍がヒズボラとの停戦協定に基づく撤退期限を守らず、緊張が高まっている。

イスラエル軍はこの日、南部にヒズボラの旗を掲げた勢力が接近したとして発砲、少なくとも22人が死亡した。

一方、パレスチナの人権団体は米政権がガザの難民を隣国エジプトとヨルダンに避難させると提案したことを非難した。

停戦協定の概要
▽第1段階の停戦は1月19日(日)に発効。6週間続く予定。

▽ハマス側はパレスチナ人捕虜と引き換えに、33人のイスラエル人捕虜を段階的に解放する。

▽イスラエル軍は停戦の第1段階として、ガザ境界の700メートル地点まで撤退する。

▽イスラエルは終身刑250人を含む約2000人のパレスチナ人受刑者を段階的に釈放する。

▽イスラエルはガザ地区内で負傷した人々が治療を受けるために移動することを許可する。

▽イスラエルは停戦開始から7日後にガザ南部とエジプトを結ぶラファ国境検問所を開放する。

▽イスラエル軍はガザとエジプトの境界フィラデルフィ回廊からの撤退を開始し、第2段階で完全に撤退する。

▽停戦の第1段階中、毎日600台の援助トラックをガザ地区に送り、食料や医薬品などを難民キャンプなどに届ける。

▽恒久的な和平に向けた同盟国による間接協議は第1、2段階中継続される。

▽ハマスは残りのイスラエル人捕虜を第2段階以降に解放する。

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