◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は15日午前の時点で4万3764人、負傷者は10万3490人となっている。
国連は15日、パレスチナ・ガザ地区北部が完全に孤立し、物資の搬入がかつてないほど困難になっていると嘆いた。
ガザ紛争を調査している国連の特別委員会は前日、イスラエル軍が特定の地域を包囲し、食料支援を妨害することで意図的に飢餓を引き起こし、イスラム組織ハマスに圧力をかけていると非難していた。
イスラエル軍は1カ月以上に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となり、各地で行方不明者の捜索が続いている。
国連は15日の声明で、「混乱、苦しみ、絶望、破壊、移住、死がガザを覆いつくしている」と述べ、双方に武器を置き、物資の搬入を許可するよう求めた。
ガザ当局によると、イスラエル軍の直近24時間の攻撃で少なくとも28人が死亡、120人が負傷、がれきの下敷きになった人々の捜索が続いている。
イスラエル軍はベイルート南部の複数の地区にも避難命令を出し、空爆を行った。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は15日午前の時点で4万3764人、負傷者は10万3490人となっている。
レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は15日午前の時点で3445人、負傷者は1万4599人。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、イスラエル軍の戦車部隊は15日、ガザ市北部の避難所を砲撃し、少なくとも4人が死亡、数人が負傷したという。
別の地区でも同様の砲撃があり、少なくとも2人が死亡したと伝えられている。