◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は19日午前の時点で4万5129人、負傷者は10万7338人となっている。
2024年12月19日/パレスチナ自治区、ガザ地区北部(Getty Images/AFP通信)

イスラエル軍が19日、パレスチナ・ガザ市の避難民を保護する2つの学校を空爆し、少なくとも15人が死亡、30人が負傷した。ガザ当局が明らかにした。

イスラエル軍はテレグラムに声明を投稿。「2つの学校内の指揮統制センターで活動していたテロリストを正確に攻撃した」と主張した。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラはガザ当局者の話しとして、「この学校は多くの市民を保護する避難所として運用されていた」と伝えている。

イスラエル軍は北部ベイトラヒヤへの空爆も継続し、複数の建物が損壊。多くの避難民が瓦礫の下敷きになったと伝えられている。

イスラエル軍は前日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がイスラエル領内に向けてミサイルを発射したことへの報復として、フーシ派が支配する地域の発電所、港湾・石油施設を空爆。地元メディアはこの空爆で少なくとも9人が死亡したと伝えている。

報道によると、首都サヌアの発電所とホデイダの港で大きな爆発が確認されたという。フーシ派はコメントを出していない。

イスラエル軍は2カ月以上に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となった。

国連は18日、イスラエル軍の支配下にあるガザ北部ベイトラヒヤ、ベイトハヌン、ジャバリアへの物資搬入が滞っていると非難。「イスラエル軍が飢餓に苦しむ人々への援助要請を拒否し続けている」と嘆いた。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は19日午前の時点で4万5129人、負傷者は10万7338人となっている。

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