◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は8日午前の時点で4万4708人、負傷者は10万6050人となっている。
イスラエル軍が8日、パレスチナ・ガザ地区中部を空爆し、少なくとも16人が死亡、数十人が負傷し、行方不明者の捜索が続いている。ガザ当局が明らかにした。
それによると、8日早朝に避難民キャンプが空爆を受け、子供を含む一家5人が死亡。別のキャンプでは建物が全壊し、11人の死亡が確認されたという。
瓦礫の中から救助された男性はカタールの衛星テレビ局アルジャジーラの取材に対し、「目が覚めたら、瓦礫の下敷きになっていた」と語った。
数十人が医療施設に搬送され、市民が下敷きになった家族や友人を探している。
イスラエル軍は2カ月以上に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となった。
イスラエルはハマスが避難所や病院に拠点を設け、一般市民を「人間の盾」にしていると主張。攻撃を正当化している。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は8日午前の時点で4万4708人、負傷者は10万6050人となっている。
アルジャジーラによると、イスラエル軍はガザ市東部の住宅地をドローンで攻撃し、複数人が死傷したとみられる。