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▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は20日午後の時点で4万9617人、負傷者は11万2950人となっている。
2025年3月20日/パレスチナ自治区、ガザ地区南部、イスラエル軍の空爆を受けたエリア(AP通信)

イスラエル軍が20日、パレスチナ・ガザ地区南部への地上侵攻を続ける中、複数の地区を空爆した。

ガザ当局によると、イスラエル軍が18日未明に空爆を開始して以来、少なくとも590人が死亡、1000人以上が負傷したという。

イスラエル軍は19日にガザ地区の南北を隔てるネツァリム回廊を占領。その周辺にいた人々を追い払ったという。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、イスラエル軍はガザ南部ラファに向けて進軍中。別動隊が北部ベイトラヒヤの中心部付近まで押し寄せたという。

イスラム組織ハマスは20日、イスラエル最大の商業都市テルアビブに向けてロケット弾を発射。イスラエル軍は防空部隊が防いだと報告している。

イエメンの親イラン武装組織フーシ派も20日、テルアビブ南方の軍事拠点に向けてミサイルを発射したと発表した。被害の情報はない。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は20日午後の時点で4万9617人、負傷者は11万2950人となっている。

多くのボランティアが行方不明者を捜索している。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になった市民は1万~1万4000人と推定されている。

一方、イスラエル政府は21日、国内治安機関シンベトを率いるバー(Ronen Bar)長官の解任を承認した。

ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は今週、バー氏への信頼を失い、解任するつもりだと明らかにしていた。

両者はネタニヤフ氏の多くの側近がカタールに関係する人物から賄賂を受け取ったという疑惑をめぐる汚職捜査で数カ月前から対立していた。

テルアビブとエルサレムではバー氏の解任に反対する抗議デモが3日連続で行われていた。

イスラエルはハマスがトランプ米政権のウィトコフ(Steve Witkoff)中東担当特使が提示した人質解放案を拒否したと非難、攻撃を正当化している。

ハマスの幹部はイスラエル軍が地上侵攻を再開したにもかかわらず、「停戦交渉の扉は閉ざされていない」と強調。「署名済みの停戦合意が存在する以上、新たな合意は必要ない」と主張している。

イスラエルは2週間前にガザ国境を封鎖。停戦延長と人質の解放を求める米国の提案をハマスが受け入れない場合、「地獄を見せる」と警告してきた。

ガザ国境はそれ以来、封鎖されており、物資の搬入は完全に滞っている。

ハマスはイスラエルに対し、ガザ停戦を第2段階に移行するよう求めている。

イスラエル政府は停戦第1段階を4月20日まで延長するという米国の提案を支持。ハマスに人質を解放するよう圧力をかけてきた。

ガザには59人の捕虜が残っており、そのうち24人はまだ生きているとみられる。

双方は仲介国を通じていくつかの要求を提示している。

第2段階の交渉では▽イスラエル軍がガザ地区から完全に撤退すること▽パレスチナ人受刑者を解放する代わりに残りの人質を解放すること▽すべての軍事作戦と敵対行為を永久に停止することなどが協議される予定だ。

ウィトコフ氏は以前、▽ハマスが最初の日に人質の半分を解放▽残りの人質は恒久的な停戦について合意に達したときに解放すると提案していた。

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