◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は3万8400人超、負傷者は9万人近くに達した。
イスラエル政府は13日、パレスチナ・ガザ地区南部に潜伏するイスラム組織ハマスの司令官を標的とする大規模攻撃を行ったと発表した。
ガザ当局によると、この空爆と砲撃により、少なくとも71人が死亡、300人近くが負傷したという。
イスラエルはこの攻撃について、ハマスによる昨年10月7日の先制攻撃を指揮したとされる司令官2人を標的にしたと説明している。
軍当局はその後、「空爆の結果を確認・検証している」と声明を出した。司令官2人が死亡したかどうかは不明である。
この2人は約1200人が死亡した昨年10月の先制攻撃を指揮した主犯とみなされている。
一方、仲介国による停戦交渉は停滞しているようだ。司令官2人の死亡が確認されれば、イスラエルに大きな勝利をもたらし、ハマスに心理的打撃を与えるだろう。
イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は今週、「仮に停戦に応じた場合もハマス壊滅という目標に変わりはなく、いつでも攻撃を再開できる態勢を堅持する」と強調した。
ネタニヤフ氏は13日遅くに記者会見を開く予定だ。現地メディアによると、ネタニヤフ氏はガラント(Yoav Gallant)国防相に対し、全前線での作戦態勢を強化するよう指示したという。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は3万8400人超、負傷者は9万人近くに達した。