◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は29日午後の時点で4万3061人、負傷者は10万1223人となっている。
イスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区北部への空爆を継続し、ベイトラヒヤの5階建て住宅が全壊した現場で109人の死亡が確認され、行方不明者の捜索が続いている。現地メディアが29日に報じた。
それによると、この建物には150人以上の避難民が身を寄せていたとみられる。
イスラエル軍は4週間近くに渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となった。
イスラエル軍はレバノン南部への空爆も継続中だ。レバノン保健省は29日の空爆で少なくとも15人が死亡したと明らかにした。
レバノンの過激派ヒズボラは同日、9月末に暗殺された最高指導者ナスララ(Hassan Nasrallah)師の後任にカセム(Naim Qassem)師を選出したと発表した。
レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は29日午後の時点で2710人、うち127人が子供であった。負傷者は約1万2600人。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は29日午後の時点で4万3061人、負傷者は10万1223人となっている。
一方、イスラエル軍は29日、ガザ北部で兵士4人が死亡、レバノン南部でも兵士1人が戦闘で負ったケガにより死亡したと明らかにした。これで昨年10月以降に死亡したイスラエル兵の総数は777人となった。
それによると、ガザで死亡した兵士4人は北部ジャバリアの建物に仕掛けられたIED(即席爆発装置)の爆発に巻き込まれたという。
昨年10月以降にガザで死亡したイスラエル兵の数は600人を超えた。負傷者は約1万2000人に達している。