▽イスラエル軍は1月21日からヨルダン川西岸で大規模な対テロ作戦を継続中。複数の難民キャンプが標的となり、多数の死傷者が出ている。
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イスラエル軍が21日、パレスチナ自治区・ヨルダン川西岸地区で12歳の少年と13歳の少女を射殺した。地元当局が明らかにした。
それによると、少年はヘブロン、少女はジェニンの難民キャンプで背後から撃たれたという。
パレスチナ通信(WAFA)は地元当局者の話しとして、「イスラエル軍はヘブロン南方の親戚を訪ねていた少年の背中を撃った」と伝えている。少年は搬送先の病院で死亡した。
少女も背後から腹部を撃たれ、間もなく死亡が確認された。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、少女は21日午後、ジェニンの実家の中庭に立っていたところを撃たれたという。
アルジャジーラは人権団体の声明を引用し、「装甲車に乗ったイスラエル兵は約50メートル離れた中庭に向けて少なくとも5発の銃弾を撃ち込んだ」と報じた。
イスラエル軍はコメントを出していない。
地元の人権団体はイスラエル軍が何の前触れもなく少年と少女を背後から撃ち、殺害したと非難している。
イスラエル軍は1月21日からヨルダン川西岸で大規模な対テロ作戦を継続中。複数の難民キャンプが標的となり、多数の死傷者が出ている。
WAFAは21日の報道で国際社会と人権団体に対し、対テロ作戦の影響を受けているパレスチナ人を保護するために介入するよう促した。