◎イスラエル軍は21日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを攻撃する中で、南部の軍事拠点とされる施設を空爆した。
2023年11月21日/レバノン、首都ベイルートの病院前(Bilal Hussein/AP通信)

イスラエル軍がレバノン南部の軍事拠点とされる施設を空爆し、ジャーナリスト2人とパレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスの戦闘員4人が死亡した。レバノンの国営メディアが21日に報じた。

それによると、イスラエル軍は21日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを攻撃する中で、南部の軍事拠点とされる施設を空爆したという。

この空爆でヒズボラと提携するTV局のジャーナリストと、首都ベイルートの国営メディアのジャーナリストが死亡したとみられる。

また国営メディアは関係者の話しとして、「ハマスの戦闘員4人が死亡した」と報じた。

イスラエル軍の報道官は21日、レバノン南部の武器発射場が不穏な動きを見せていたため、行動を起こしたと発表した。

また報道官はレバノンの国営メディアがジャーナリスト2人が死亡したと報じていることについて、「認識している」と述べ、「レバノン南部のヒズボラ部隊が敵対行為を続けているため、近づくべきではない」と警告した。

米国のNPOジャーナリスト保護委員会(CPJ)によると、先月イスラエルとハマスの紛争が始まって以来、この地域で殺害されたジャーナリストは少なくとも50人にのぼる。

そのほとんどがガザ地区で活動していたジャーナリストだった。

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