◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は3万人9500人を超え、まもなく4万人に到達する。
イスラエル軍は3日、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区を2回空爆し、パレスチナの過激派9人を殺害したと発表した。
ガザ紛争における仲介国主導の間接協議は今も続いている。パレスチナ側の死者は3万人9500人を超え、まもなく4万人に到達する。
イスラム組織ハマスは3日、新しい最高指導者を選ぶ協議が始まったと明らかにした。
イスラエル軍によると、3日未明、ヨルダン川西岸のトゥルカレム郊外を走行していた車を空爆し、乗員5人を殺害したという。
その後、ハマスは声明を発表。この5人が同組織の戦闘員であることを確認した。
AP通信は空爆を目撃したという男性の話しとして、「ものすごい爆発音の後、車の破片が飛び散るところを見た」と伝えている。
それによると、車に乗っていたのは若い男性とみられ、全員、顔の半分が吹き飛び、5人のうち4人の遺体は黒焦げになっていたという。
イスラエル軍はその後、トゥルカレムでイスラエル軍に発砲したとして、パレスチナの過激派4人を殺害したと発表した。それ以上の詳細は明らかになっていない。
パレスチナ保健省によると、昨年10月にガザ紛争が始まって以来、ヨルダン川西岸ではイスラエル当局による取り締まりと、入植者による暴力で590人以上のパレスチナ人が殺害されたという。
トゥルカレムにハマスやイスラム聖戦など、複数の過激派の拠点があるとされる。