◎イスラエル政府はシリアのアサド政権が支配する地域やレバノンのヒズボラ支配地域を数百回攻撃してきたが、空爆を行ったと認めたことはほとんどない。
レバノン南部、イスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員(Mahmoud Zayyat/AFP通信/Getty Images)

イスラエル軍がレバノン南部の国境検問所付近を空爆し、イスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員と女性が死亡、数人が負傷した。レバノン国営通信が21日に報じた。

それによると、イスラエル軍のミサイルは国境検問所付近の2台の車両に命中したという。

イスラエル・ハマス紛争は近隣のレバノン、イラク、シリア、イエメンに拡大。イランの支援を受ける複数の民兵がイスラエルを支援する米軍の拠点を攻撃する事態に発展した。

ヒズボラの報道官はこの空爆で戦闘員1人が死亡したことを認めた。

レバノン国営通信はこの空爆で負傷し、病院に搬送された民間人女性が死亡したと伝えている。

それによると、他にも数人が負傷し、病院で手当てを受けているという。

ソーシャルメディアで共有された動画には道路の真ん中に止まった小型トラックと炎上するセダンが映っていた。

イスラエル軍はこの空爆に関するコメントを出していない。

イスラエルとヒズボラはガザ紛争が勃発した昨年10月以来、国境沿いでほぼ毎日衝突している。

イスラエル政府はシリアのアサド政権が支配する地域やレバノンのヒズボラ支配地域を数百回攻撃してきたが、空爆を行ったと認めたことはほとんどない。

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