◎レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は8日午後の時点で3117人、負傷者は1万3888人。
2024年11月8日/レバノン、首都ベイルート南部、イスラエル軍の空爆(AP通信)

イスラエルが8日夜、レバノンの首都ベイルート南部の地区への空爆を開始した。同軍はこの地域の住民に避難勧告を出していた。死傷者の情報はない。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラはレバノン当局者の話しとして、「この空爆で複数の建物が全壊し、多数の行方不明者が出ているという情報がある」と報じた。

イスラエル軍はパレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスへの攻撃も継続している。ガザ当局によると、イスラエル軍による直近24時間の攻撃で少なくとも39人が死亡、23人が負傷したという。

援助団体などが参加する「総合的食料安全保障レベル分類(IPC)」の飢饉調査委員会(FRC)は8日、ガザ北部の大飢饉を回避するためには、今後数日以内に行動を起こさなければならないと警告した。

イスラエル軍は1カ月以上に渡ってガザ北部を包囲し、ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となり、各地で行方不明者の捜索が続いている。

この封鎖により、ガザ北部への物資搬入は滞り、数十万人がいつ餓死してもおかしくない状況に陥っている。

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は8日、イスラエルによるガザ侵攻で死亡した市民の70%近くが女性と子供であると明らかにした。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は8日午後の時点で4万3508人、負傷者は10万2684人となっている。

レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は8日午後の時点で3117人、負傷者は1万3888人。

一方、イラクのイスラム抵抗勢力は8日、イスラエル北部の軍事目標に向けてドローンを発射したと主張。その映像を公開した。

イスラエル軍はこれに先立ち、ゴラン高原の東側から接近してきたドローンを撃墜したと明らかにしていた。被害の情報はない。

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