◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は7日午後の時点で4万3469人、負傷者は10万2561人となっている。
2024年11月7日/レバノン、南部シドン近郊、イスラエル軍の空爆により負傷した親子(Getty Images/AFP通信)

イスラエル軍が7日、パレスチナ・ガザ地区全域への空爆や砲撃を継続し、50人以上が死亡した。ガザ当局が明らかにした。

イスラエル軍は1カ月に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となり、各地で行方不明者の捜索が続いている。

イスラエル軍はレバノンの過激派ヒズボラへの攻撃も継続中。レバノン保健省は7日、過去24時間の攻撃で少なくとも53人が死亡、161人が負傷したと明らかにした。

レバノン南部シドンではイスラエル軍の空爆により、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)のマレーシア人兵士6人が軽傷を負った。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は7日午後の時点で4万3469人、負傷者は10万2561人となっている。

レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は7日午後の時点で3103人、負傷者は1万3856人。

一方、イスラエル軍の兵士は米大統領選を制したトランプ(Donald Trump)次期大統領の勝利を祝うために、ガザ地区の全壊した建物に向けてグレネードランチャーを発射した。

ソーシャルメディアで拡散された動画には兵士が米国製のMK19グレネードランチャーと思われるものを抱え、カメラに向かってこう宣言している。「ドナルド・トランプ大統領就任!米国に神のご加護を!イスラエルに神のご加護を!」

そして兵士は全壊した住宅とみられる建物に向かって少なくとも6発、グレネードランチャーを発射。爆発音が響く中、背景から笑い声が聞こえた。

AP通信はイスラエル軍関係者の話しとして、「現地の指揮官はこの兵士を特定し、厳しい処分を言い渡すことになる」と報じた。

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