◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は16日午後の時点で4万3799人、負傷者は10万3601人となっている。
イスラエル軍が16日、パレスチナ自治区・ガザ市のシャティ難民キャンプにある学校を空爆し、少なくとも10人が死亡、20人が負傷し、行方不明者の捜索が続いている。ガザ当局が明らかにした。
それによると、この学校は避難所として運営され、多くの女性や子供が身を寄せていたという。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは関係者の話しとして、「この学校は国連が運営する避難所のひとつで、武器を隠すような場所はない」と伝えている。
アルジャジーラによると、この学校に避難していた人の多くがガザ北部から逃れてきた人々だという。
シャティ難民キャンプ内に医療機関は一つしかなく、それもほとんど機能していない状況だ。
ガザ当局は16日、未明から夕方までの空爆で少なくとも30人が死亡したと報告した。
イスラエル軍は40日以上に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となり、各地で行方不明者の捜索が続いている。
イスラエル軍はレバノンの過激派ヒズボラへの空爆も継続している。レバノン当局は16日、同国南部と首都ベイルートが空爆を受け、多数の死傷者が出ていると報告した。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は16日午後の時点で4万3799人、負傷者は10万3601人となっている。
レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は16日午後の時点で3452人、負傷者は1万4599人。