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イスラエル軍、ガザ地区を攻撃、北部と南部で3人死亡

保健当局によると、北部ガザ市で少なくとも2人が、南部ハンユニスで41歳の男性1人がイスラエル軍の攻撃により死亡した。
2025年2月18日/パレスチナ自治区、ガザ地区北部の通り(ロイター通信)

イスラエル軍が25日、パレスチナ・ガザ地区を攻撃し、少なくとも3人が死亡した。地元の保健当局が明らかにした。それによると、死者は北部と南部地点で確認され、ガザ市ではイスラエル軍のドローン空爆により4人が負傷したという。死者には民間人が含まれており、緊張が続く同地域の情勢が改めて浮き彫りとなった。

保健当局によると、北部ガザ市で少なくとも2人が、南部ハンユニスで41歳の男性1人がイスラエル軍の攻撃により死亡した。イスラエル軍は攻撃について、武装勢力に対するもの説明し、民間人への影響を否定した。

この暴力は米国が仲介する和平計画を進展させようとする努力の最中に発生した。米国のウィトコフ(Steve Witkoff)中東担当特使は24日、イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相と会談し、ガザの将来や和平プロセスについて協議した。これらの交渉はトランプ(Donald Trump)大統領が提案した「新ガザ」構想や昨年10月に成立した停戦合意の次の段階を巡るものとされる。

米国の計画では、停戦合意の枠組みを維持しつつ、イスラエル軍の段階的撤退やガザ地区の行政権をイスラム組織ハマスから移行させることが含まれるが、進捗は限定的だ。米国は停戦維持と地域安定のため、人質の遺体回収や拘束者の解放といった進展を条件とする構想を掲げているものの、双方の立場の隔たりは依然として大きい。

ガザでは2023年10月の戦闘激化以降、長期にわたる死傷者やインフラ損傷が続き、国連や人権団体は停戦後も民間人の死傷が続いていることを懸念している。2026年初頭までに数百人規模の死者が報告され、その中には子どもや報道関係者も含まれている。

和平プロセスを巡っては、ハマス側も米国が提示した停戦・和平案に対して修正や条件付き受け入れを求める姿勢を示しているが、イスラエル側は安全保障を最優先とし、武装解除や人質問題を前提条件として強調している。これにより交渉は難航している。

国際社会はガザでの暴力の即時停止を求める一方、米国は引き続き停戦協定の強化と和平合意への道筋を探っている。しかし現地では日々衝突が続き、住民の安全や人道状況の改善は依然として不透明なままだ。

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