イスラエル軍、ガザ南部ハンユニスを空爆、5人死亡、緊張高まる
イスラエルとイスラム組織ハマスは相手が停戦協定を破ったと非難し合っている。
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イスラエル軍が20日、パレスチナ・ガザ地区南部ハンユニスを空爆し、少なくとも5人が死亡、18人が負傷した。ガザの保健当局が明らかにした。
イスラエルとイスラム組織ハマスは相手が停戦協定を破ったと非難し合っている。
ガザ当局によると、ハンユニス東部の家屋への空爆で女児を含む3人が死亡、15人が負傷。近くの避難民キャンプでも爆発があった。
イスラエル軍は攻撃を認めたが、死傷者の情報は把握していないと述べた。
20日遅く、負傷者を受け入れたナセル病院はイスラエル軍の銃撃により5人目のパレスチナ人が死亡したと発表した。
イスラエル軍は前日、武装勢力のメンバーが自軍部隊に向けて発砲したことを受け、ガザ全域で標的を攻撃したと発表。ガザ当局によると、この攻撃で少なくとも25人が死亡したという。
ハマスはこの攻撃を危険なエスカレーションと非難し、停戦を仲介したトルコと米国に介入を要請した。
停戦協定は10月10日に発効。ハマスは合意・第一段階に基づき、生存している人質20人を全員解放したが、28人の遺体の引き渡しは期限内に間に合わなかった。
ハマスはこれまでに25人の遺体を返還。残り3人の捜索を続けているものとみられる。
イスラエルは返還の見返りとしてパレスチナ人受刑者・戦時拘束者約2000人を釈放。全ての遺体と引き換えに、360人の遺体をパレスチナ側に返還すると約束している。
