イスラエル軍、ガザ北部と南部を空爆、2人死亡
空爆は北部ジャバリアの難民キャンプと南部地域で確認され、停戦合意違反として国際的な懸念が高まっている。
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イスラエル軍は21日、パレスチナ・ガザ地区で空爆を実施し、少なくとも2人が死亡した。保健当局が明らかにした。空爆は北部ジャバリアの難民キャンプと南部地域で確認され、停戦合意違反として国際的な懸念が高まっている。
イスラエル軍による攻撃は昨年10月にイスラエルとイスラム組織ハマスの間で調印された停戦協定にもかかわらず続いており、ガザ当局によると、この停戦以降イスラエル側の攻撃で死亡したパレスチナ人は累計で600人を超え、負傷者も1600人以上に上っているという。
イスラエル軍は21日、X(旧ツイッター)への投稿で、ジャバリアの攻撃について、「国境線に接近し、即時の脅威を与えた武装勢力を排除した」と主張したが、国際社会やパレスチナ側は停戦違反と非難している。ガザでは2年以上にわたる戦争が続いた後も緊張が続き、今回のラマダン(断食月)期間中の空爆は宗教的感情をさらに刺激している。
ガザの住民はラマダン中も戦闘の影響で困難な状況に置かれている。戦争によってインフラが破壊され、食料や医療へのアクセスが制限されているという報告が続き、国連や人道団体は繰り返し人道状況の悪化を警告している。
イスラエルとハマスは何度か停戦と再燃を繰り返してきたが、双方の不信感は根強い。ハマス側は停戦合意を支持するとしつつも、占領や封鎖の継続による生活苦に対する不満を表明している。イスラエルは安全保障上の理由からラマダン中の警戒を強化し、ガザ地区周辺での軍事活動を継続するとしている。
今回の空爆で死亡したパレスチナ人の家族や友人らは、停戦協定の無力さを嘆き、国際社会に対して状況の改善を求める声を上げている。一方で、イスラエル国内でも戦争継続を支持する意見と、対話と和平を求める声が対立し、政治的な緊張が高まっている。
国際的な仲介努力も行われているが、ラマダン中の戦闘や停戦違反の続発は双方の歩み寄りを一層困難にしている。人道支援団体は食料や医療物資の供給を急ぐとともに、停戦の持続と和平交渉の再開を強く求めている。ガザ地区の住民はラマダン中の平穏を願いながらも、戦闘の影響から逃れられない状況に直面している。
