イスラエル軍、ガザ中部と北部を空爆、100人死傷
イスラエル軍は中部デイル・アル・バラフやヌセイラトなどを空爆。複数の車両と2軒の建物が破壊された。
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イスラエル軍が22日、パレスチナ・ガザ地区中部と北部を空爆し、少なくとも20人が死亡、80人以上が負傷した。ガザの保健当局が明らかにした。
それによると、イスラエル軍は中部デイル・アル・バラフやヌセイラトなどを空爆。複数の車両と2軒の建物が破壊された。
車両に対する攻撃では少なくとも5人が死亡。デイル・アル・バラフとヌセイラトの建物への空爆では10人が死亡したと伝えられている。
さらにガザ市西部でも大きな爆発が確認され、医療当局者によると、少なくとも5人が死亡、複数人が負傷したという。
イスラエル軍は声明で、銃撃犯が合意を無視して停戦ラインを越えたため、地区内の過激派拠点を空爆したと主張した。
イスラム組織ハマスはこれに反発。「イスラエルは偽りの主張で殺人を正当化している」と非難した。
イスラエルとハマスの停戦協定は10月10日に発効。ハマスは合意・第一段階に基づき、生存している人質20人を全員解放したが、28人の遺体の引き渡しは期限内に間に合わなかった。
ハマスはこれまでに25人の遺体を返還。残り3人の捜索を続けているものとみられる。
イスラエルは返還の見返りとしてパレスチナ人受刑者・戦時拘束者約2000人を釈放。全ての遺体と引き換えに、360人の遺体をパレスチナ側に返還すると約束している。
