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イスラエル軍、ガザ市を空爆、2人死亡、ハマス戦闘員の攻撃に応戦

イスラエル軍はこの空爆について、同軍に対して発砲したハマス戦闘員を標的としたものと説明している。
2023年12月29日/パレスチナ自治区、ガザ北部への砲撃を確認するイスラエル兵(Getty Images)

イスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への空爆で少なくとも2人のパレスチナ人が死亡した。地元当局が7日、明らかにした。イスラエル軍はこの空爆について、同軍に対して発砲したハマス戦闘員を標的としたものと説明している。

空爆はガザ市で確認され、建物が倒壊したと伝えられている。死者の身元は特定されていない。保健当局によると、この空爆で複数人が負傷し、病院に搬送されたという。ハマスはコメントを出していない。

イスラエル軍は声明で、同日早朝にガザ地区でイスラエル兵がハマス戦闘員から発砲を受けたと述べ、この行動が空爆の直接の引き金になったと説明した。軍は空爆の標的を「ハマスの上級幹部」とし、「イスラエル部隊に対する攻撃を指揮していた」としているが、それ以上の詳細は明らかにしていない。イスラエル軍側で被害が出たかも不明である。

7日の別の動きとして、イスラエルの支援を受けるパレスチナ人武装組織が南部ラファで、降伏を拒んだとして2人のハマス戦闘員を殺害したと発表した。この組織はイスラエル統制下の地域で活動し、ハマスの影響力への挑戦とみられている。ハマス側はこの発表についてもコメントを出していない。

ガザでは2025年10月に米国の仲介で停戦が成立した後も散発的な空爆・衝突が相次いでいる。双方は停戦の遵守を主張しつつも、断続的な衝突や局地的な攻撃が続いている。報道によると、停戦以降、400人超のパレスチナ人が死亡、その大半が民間人と伝えられている。一方でイスラエル軍関係者3人の死亡も報告されている。

イスラエルは合意によりガザの広い範囲を引き続き統制。ハマスも依然として大きな影響力を保持しているとみられている。トランプ(Donald Trump)米大統領が提唱するガザ和平案の進展は遅れており、両者の間で交渉は継続しているものの、具体的な前進は見られていない。

今回の空爆は停戦合意後のガザ情勢が依然として不安定であることを示し、地域の緊張が続く中でさらなる衝突が懸念されている。国際社会はガザの人道状況に深刻な懸念を表明しており、紛争当事者に対して暴力の即時停止と停戦合意の遵守を求める声を強めているが、実効性のある措置には至っていない。

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