◎イスラエル軍はガザ市の民家2戸を22日に空爆。パレスチナ人90人以上が死亡した。
イスラエル軍がパレスチナ・ガザ市の民家2戸を空爆し、90人以上を殺害した。ガザ当局が23日、明らかにした。
イスラエル軍は紛争に懸念を示す国連安保理の決議を一蹴し、ハマス壊滅まで空爆・地上侵攻を続けると誓っている。
イスラエル軍は23日、この1週間でガザの武装勢力数百人を逮捕し、イスラエルに移送したと発表した。
それによると、ハマスやイスラム聖戦との関係が疑われる700人以上がイスラエルの拘置所に送られたという。
パレスチナ側の死者は2万人を超え、5万3000人以上が負傷。数千人が行方不明になっているものとみられる。
イスラエル軍は停戦を求める国際社会の呼びかけに応じず、ガザを激しく空爆。南部への地上侵攻を続けている。
バイデン米政権は外交の場でイスラエルを擁護している。
国連安保理は22日、米国とロシアの対立が続く中、停戦を求めない骨抜き決議を採択した。
ホワイトハウスによると、バイデン(Joe Biden)大統領が23日にイスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相と電話会談を行い、最新の情勢について協議したという。
一方、ガザの保健当局は23日夕方、イスラエル軍による直近24時間の攻撃で少なくとも201人が死亡したと発表した。
それによると、イスラエル軍はガザ市の民家2戸を22日に空爆。パレスチナ人90人以上が死亡したという。
イスラエル軍はハマスの拠点を空爆したと報告している。