イスラエル軍、シリアの3都市を空爆=国営メディア
イスラエル軍はシリア南部に潜伏するパレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスやレバノンのヒズボラなど、「抵抗戦線(抵抗の枢軸)」を標的とする作戦を継続している。
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イスラエル軍がシリア中部ホムス周辺、ラタキア、パルミラの3都市を空爆した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が9日に報じた。
イスラエル側はコメントを出していない。
シリア外務省は9日の声明で、イスラエルの空爆を「主権と地域の安定に対する露骨な侵害」と非難。「これはイスラエルがシリア領土に対して継続的に行っている一連のエスカレーションの一環だ」と断じた。
SANAは3都市が空爆を受けたと報じたが、攻撃の規模や死傷者については詳しく説明しなかった。
イスラエル軍はシリア南部に潜伏するパレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスやレバノンのヒズボラなど、「抵抗戦線(抵抗の枢軸)」を標的とする作戦を継続している。
シリアの親イラン勢力は過去数カ月間、何度もイスラエルに向けてロケットランチャーなどを発射。イスラエル軍はその都度、報復空爆を実施してきた。
イスラエルとシリアは最近、米国仲介によるシリア南部での紛争緩和に向けた協議を行っていた。