◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は約4万1000人超、負傷者は10万人近くに達した。
2024年9月22日/パレスチナ自治区、ガザ北部、イスラエル軍の空爆を受けた学校(ロイター通信)

イスラエル軍が22日、パレスチナ・ガザ北部で避難所として利用されていた学校を空爆し、少なくとも7人が死亡、多数の負傷者が出た。地元当局が明らかにした。

現場はガザ市中心部の西方にある難民キャンプ内の学校。ミサイルが撃ち込まれたとみられる。

ガザの保健当局によると、この学校には数百人の市民が身を寄せていたという。

イスラエル軍は前日にもガザ市内の学校を空爆。子供13人と女性6人を含む22人が死亡、30人が負傷した。

イスラエル軍の報道官は声明で、「イスラム組織ハマスの指揮統制センターを攻撃した」と主張した。

また報道官は「地上や上空からの監視などにより、民間人への被害を最小限に抑えるための措置を取ったうえで攻撃した」と述べたが、死傷者数には言及しなかった。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は約4万1000人超、負傷者は10万人近くに達した。

米国、カタール、エジプトが仲介する停戦交渉は難航しており、ほとんど進展していないようにみえる。

イスラエル軍は22日、隣国レバノンの親イラン組織ヒズボラと国境沿いで激しく交戦。ミサイルの撃ち合いとなった。

ヒズボラはこの攻撃について、先週イスラエルがレバノン国内で行った通信機器爆発に対する報復と述べている。

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